【まぐプレ版】プロ編集者による 文章上達<秘伝>スクール
すでに4年目に突入したプロ編集者村松恒平のライフワークの一つ。<文章上達>とはいかなることなのか。ここにそのいちばん深い答がある。 |
サンプルここから 【まぐプレ版】 プロ編集者による 文章上達<秘伝>スクール - サンプル - ======================================================================= 文章上達<秘伝>スクールにようこそ。 このスクールにはカリキュラムに沿ったレクチャーはありません。皆さんから 寄せられた質問にざっくばらんにお答えする、という形式で展開する問答式の スクールです。 <秘伝>と言ったって公開しちゃっているじゃないかよー、と言われればその通り。 でも、このマガジンを探し出して登録してくれた人以外には、教えてあげません。 またここでは、すべてをオープンに語っていますが、あなたがそれをきちんと 読んで理解し、また実践してくれるまでは、その深い内容は閉じられていると いっていいのです。 ただ読むだけでなく、この内容を貪欲に盗み、奪い取ろうとした人だけが<秘伝> の意味を知るでしょう。 ======================================================================= <文章秘伝>ニュース ■村松の近況や、読者の皆様へのお知らせなど。 ****************************** 文章を書く動機 ●質問● 私が物を書く動機の大部分(ひょっとすると100%)は、「上手いと誉められたい」 「面白がらせたい」「感動させたい」「お金をもらいたい」――といった非常に 直截的なものだと感じています。喩えて言うなら作文を提出する小学生のような 気持ちというか。 創作のテーマにしても、「なんとしてもこれを伝えたい」といった内面から湧き 出す欲求からではなく、「これを書けば受けるんじゃないか」というような意識 で選ぶ事がほとんどです。初めて人目を意識して書いた学生の頃から現在に至る まで、ほぼ一貫してこんな調子です。 多分そのせいだと思うのですが、自分の書くものってなんだか薄っぺらい、と 最近感じるようになりました。 自分の内面を照らしてテーマを探してみるのですが、どうしても前述のような 境地を抜け出すことが出来ません。 自分の内部を探索しつつもどこかで「受け狙い」をしている自分に気づき、また か、と思ってしまいます。 この状態を脱出するために、どんな努力をすべきでしょう。 ●答● えー、正直でよろしい。 「上手いと誉められたい」「面白がらせたい」「感動させたい」「お金をもらい たい」 人が文章を書く目的なんてそんなものです。 どんなに深刻ぶった作家でも、文章を書く動機はこの4つくらいににつきるので はないでしょうか。 文は人なり、といいます。 その人の人生より深い文章なんて書きようがないのだから、適当なところであき らめておけばよろしい。 しかし、どうしてもそれでは満足できない人には、さらにヤバい道があります。 自分のいちばん恥ずかしいこと、いちばん人に知られたくないこと、いちばん 考えたり思い出しりすることが苦痛なことを、なるべく正直に書いて発表すると いいでしょう。 そこには、さまざまな心理的なエネルギーが渦巻いています。そこをつつけば、 あなたの隠れたテーマも飛び出してくるかもしれません。 それを、あくまで「なるべく正直に書く」のであって、全部書く必要はありませ ん。 若干形を変えたり、最後まで伏せておく内容があってもいいのです。 どちらにしても、それほど人の反応を恐れることはありません。 一度、書いてしまえば、他人は自分に大した関心を持っていないことがよくわか ります。 自分が恥ずかしいと痛烈に感じることも、他人にとっては、しょせんは他人事だ とわかると、どんどん自分の秘密が書けるようになってきます。どんどんヤバい ことを書いて、他人にインパクトを与えないと気が済まなくなってきたら、しめ たものです。 自意識の壁を乗り越えてしまうと、文章がとても自由にかけるようになります。 ぜひ一度お試しください。 思い出して苦痛なことが何もない人は、とても幸せな人なので、ディープな文章 は書けなくても、その幸せを噛みしめてください。 ****************************** ●質問募集● えー、皆様。村松恒平です。 質問は全てウェルカムです。 些細な質問/巨大な質問/マニアックな質問/初歩的過ぎる質問/鋭い質問/鈍い 質問/くだらない質問/実際的質問/哲学的質問/個人的質問/普遍的質問/珍しい 質問/陳腐な質問/具体的な質問/抽象的な質問/短い質問/長ーい質問 などなど、あらゆる質問をお送りください。 oshiete@hiden.jp 冒頭に「●質問●」と書いてください。 送られてきた質問は、無記名とさせていただきます。 都合により、長さ、表現などをアレンジする場合があります。 また村松の著作などに流用させていただく場合があります。 ご承知おきください。 ****************************** 【まぐプレ版】プロ編集者による 文章上達<秘伝>スクール 第00号 2004/00/00 発行 講師兼編集責任者:村松恒平 発行:文章が上達する学校 http://www.hiden.jp/ 購読 申込/解除:http://www.hiden.jp/hiden/index.html Copyright (c) 2004 村松恒平 All Rights Reserved. 禁複製。 転載・紹介ご希望の方はメールにてお問い合わせください。 info@school.club.ne.jp
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